2011/09/19

【スーパーまとめ】シリコンバレーのDNA 南場智子

 「スーパーまとめ」シリーズと題しまして、2011/7/1 に発売された「日本の未来について話そう −日本再生への提言−」をちょっとずつまとめてみる事にしました。基本的に文章を自分が理解するために行うので、不定期かつ勝手に止めたりするかもしれないので期待しないで下さい(笑) 第一回目は元 DeNA CEO の南場氏の「シリコンバレーのDNA」です。



(以下まとめ)

【問題】
 日本の、製造業以外の産業の世界に対するプレゼンスは小さく、特にインターネット業界では世界をリードする企業は一つも出ていない。

【理由】

  1. インターネット業界のスピード感
    • 既得権益・アセットに守られた業界ではなく、市場の評価をいち早く察知し、優れた意思決定を迅速に行う事が肝要。日本企業はそれが苦手。
  2. 柔軟な発想ができない
    • 日本企業は多様性が少なく、多種多様な人材が入り交じるシリコンバレーの企業に比べると発想のスケールが圧倒的に小さい。
  3. ベンチャーキャピタルの未熟
    • 地に足の付いた投資しかしない。リスクマネーを生み出さない。
    • 世界で通用するベンチャーが出てこないと嘆く一方で、実際は世界を目指すベンチャーよりも地味な利益を出す企業を求めている。
  4. 世界への目の向け方
    • 中途半端に規模があり目の肥えた日本市場をメインにしていると、そこに忙殺されてなかなか世界への一歩が出ない。
  5. 起業家への風当たり
    • 日本では起業家を尊敬したり応援したりする気風が希薄すぎる。一度失敗すれば身ぐるみ剥がされ落伍者の烙印を押される日本と、2度3度とチャンスが与えられるシリコンバレーとは対照的。
【解決策】
  1. 規制・制度改革
  2. 本格派のベンチャーキャピタリスト
  3. 起業家精神の旺盛な若者
  4. エコシステム
  5. 海外起業家ネットワークのまるごと招致(?)
※何故その施策なのかの具体的な記述はない

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